かやの人権お宝まつり
10月23日(土)、らいとぴあ21で「かやの人権お宝まつり」が行われました
世界各国料理の屋台から金魚すくい、フリマなどなど盛りだくさんの出店で子どもからおばあちゃん・おじいちゃんまで大盛況!
保存会も出演するステージがさらに、おまつりを盛り上げます
そして今年の目玉「皮から革へ・革製品のクラフト実演、革製品の販売」はこれまた充実した内容でした。
「皮」は牛の皮。なんと日本屈指の太鼓職人さんが、太鼓の皮の張り替えを実演しに来てくださったのです!!保存会メンバー大興奮
そして「革」では、これまた職人さんによる革靴作りの実演があったり、クラフト体験があったり革製品のお店が出たりと、こちらも大人気
.
さて、保存会メンバーですがこの日は朝に箕面東高校の文化祭で演奏をして、昼からおまつりというちょっとタイトなスケジュール。(ということで、東に在籍中のメンバーはそのまま文化祭へ。おまつりに帰ってこれなくて残念!きっとこの後の記事を見て悔しがるだろうなぁ。)
.
上にさらりと書いた太鼓の張り替え。
そりゃもう!すごかったんです!!
.
.
↑太鼓の中に名前を書いてるんです!何百年も使う事のできる太鼓の胴。そのため太鼓作り、修理の記録をこうして残すそうなのです。太鼓の中に名前を書けるなんてホントに光栄なことです。
↑張り替えスタート!まずは縄をかけて縄に棒を挟みクルクル。皮を張る準備。
↑おっ?シン!太鼓の上に乗ったらあかんやん!
しっかり張るために湿らせた皮はまだまだ柔らかいのですが、こうして上に乗って足でぐっと押してどんどん伸ばしていくのです。アユミもイツキも挑戦しましたが、みんなダメこれは職人さんにしかできないコツが必要なんですね。
↑ドンカッカッ! ドンカッカッ!
面を1発ヨコを2発。リズムよく叩きながらさらに皮を伸ばします。太鼓の下に見えるオレンジ色のジャッキ?をどんどん上げながら。この作業ですが・・・しんどい!楽しそうですが、かなり腕がパンパンになります。
↑最後に鋲打ち。
職人さんの神業的な感で、等間隔に鋲(びょう)を打っていきます。何の印も付けずに最後の一つがなぜピタリとはまるのでしょう?スゴイ!の一言!
メンバーも一つずつ鋲を打たせてもらいましたが、???な鋲も!誰だ~?ゆがんでるぞ~!!
こうして長胴太鼓の皮の張り替え終了!
本来はもう1日くらい渇かすそうなのですが、この太鼓を使ってそのまま演奏スタート!
朋樹(張り替え終わったばかりの長胴太鼓)、チヅ(笛)で1曲。
小学生フル出演による「煌」。
大太鼓(春樹)
立ち(シン・ナオキ・シュン)
締(りょうこ・スズナ・アユミ・イツキ・ミサキ)
.
演奏後・・・
な、なんと!先ほどの職人さんたちが、締太鼓や桶胴太鼓の締め方を教えてくださるとのこと!テンションMAXで部屋に向かう朋樹・春樹。
↑締太鼓
どうしても締まり方のバランスが悪くなってきてしまうので、その直し方を教えてもらう。面に一番最初に縄をつなげる方法(さつま)は、何度見ても覚えられない。その迷いのない手さばきがすごい!
「こんな職人さんに直々に教えてもらうなんて無いで!テンション上がるわ~!!」と何度もつぶやく朋樹。
↑桶胴太鼓
2つある桶胴太鼓のうち一つを習い、もう一つを自力で締め直した春樹。これでもうマスターしたか。
↑桶胴太鼓(大太鼓)
本締めというのを教えてもらう。手から血が出てるのにも気付かず締め続ける朋樹。演奏の本番より明かに汗をかく。
素晴らしい職人さんに教わることができ、太鼓職人への第一歩を踏み出した朋樹と春樹でした。
職人さんたちのご厚意で、こんなに色々教えてもらって感激です。ありがとうございました!
.
あれ?公演の記事じゃなくなってる?
最後に、メンバー小学生にクイズ!
Q.今回張り替えてもらった太鼓の胴に使われている木の種類は太鼓に最も適しているものとのことですが、なんていう木?
Q.皮から毛を抜く方法は3種類。腐らせる方法・水にさらす方法・科学薬品を使う方法。さらに、腐らせる方法は2種類。な~んだ?このマニアックな問題に答えられるかな?
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント